トテチテ堂本舗

毎日、たんたん。
今日はこの夏、って云うか、今年に入って初めてくらいの「お遊びのための休日」。

TUBEファンの同僚がチケットを取った「湘南からエールを」という東日本大震災復興支援イベントに行く。神奈川生まれのアーティストなどが集まり、鵠沼海岸がライヴが行われる。
TUBE、RIP SLYME、つるの剛士(この人と上地ユースケの区別が付かない)、キマグレン、RAKEなどジャンルメチャクチャな中に、加山雄三が加わる!という、なんというか微妙なメンツ。しかも昼過ぎスタート、5時に終了って、終わるの早くね?と様々な疑問が湧き出るけど、何より海を見られること、旅に出た気持ちになれること、それだけで今の私には丁度いい夏休みだ。

小田急線で江ノ島を目指す。オオッ!ドラえもん電車が入って来たぞって、私ゃ子どもかっ?
 みんなが心配してくれていること、本当に嬉しく思っています。父にも伝えています。

今日は従姉が一緒に昼ごはんを食べてくれた。お店選びは私に任せてくれたので、三鷹のリトルスターレストランにした。初めての店でドキドキごはんよりも、ホッとできる味と気持ちいい接客が恋しくなって。それに水道水の事やら停電のある中でも、できるだけいつも通り頑張っているお店に行く事で応援するのも、客の大切な使命だからね。

今日の日替わりは「しそちりめんとんかつ」。普段トンカツなんてほとんど食べないけれど、今日は無性に食べたくなって思わずオーダー。一緒にカリフラワーのあちゃら漬けも一緒に。アツアツのとんかつ、しっかりした厚みがあるけどしその効果かとてもサッパリ頂けた。
いつも絶妙なタイミングで話しかけてくれるokayanさん。会計を済ませ、扉を開けて出て行く後ろ姿に「この後の今日もよい一日でありますように!」。なんとさりげない、そして最高の言葉だろう。本当にありがとう!やっぱりリトスタにしてよかった。

従姉と別れ、夕方の面会時間に父に会いに行く。事前に兄から状況を聴いていたので、予想通りといった感じ。うつらうつらしているようだけれど、今は苦痛がないのが一番。でも、帰ろうとしたら気配でわかったのか、ハイタッチ(と云っても、それほどハイじゃないけどね)をしてくれて、指相撲みたいに手を握ってくれた。大丈夫、大丈夫。

帰り道、自宅に寄らずにその足で国立のLET'EM INに向かう。
今日は「賑やかな週末」というイベントをやっており、その中でUssa-Beaute(ウッサボーテ)さんがチャリティーハンドマッサージをやっているのだ。15分のハンドマッサージのお支払い、1000円が全額日赤の募金となるのです。マッサージの先生小杉さんの行動力にびっくり、普通の募金もいいけどこちらもちょっと嬉しい募金はもっと嬉しいじゃん。
念入りなマッサージ、うっとり気分8割イタタ…(こっているため)気分2割。でも終わる時には全身ポッカポカになって、体中ががこわばっていた事にやっと気付いた。ACのCMじゃないけど、正に「手当」。手のぬくもりってこんなに人の気持ちを柔らかくしてくれるんだ。

マッサージ以外にもいろんなイベンターさんが店内アチコチにいて、帰りにはTAIYODOのマフィンを3種類ゲット。抹茶を頂いたけれど、重くなくてしっとりとほろり感がすごく好みで美味しかった。都内のあちこちでも「自粛」ムードで様々なイベントが中止になってしまい、出店予定だったTAIYODOさんとの話の中から、今回のイベントが決まったそうで、LET'EM INの店主原さんも粋なイベントをやるなぁ。
LET'M INって「中に入れてあげようよ」という呼びかけの言葉なんだって。今、最高の応援だね!


仕事と通院、介護の毎日だが、明日は午後に休みをもらって、大阪から遊びに来る友だちに国立案内する。父は兄が来てくれるから安心だ。

友だちの奥さんが、国立のお店に興味を持っているそうで、それならオイラが案内するよ!と昨秋から手を挙げてたのに、父のバタバタやら、友だち家にも嬉しいサプライズがあってどうなるやらと心配だったけど、いよいよ明日に迫ってきた。

国立初の古書市、コショコショ市も立つし、行きたい店が沢山。今から、コースを頭に描きながらプランを考えるのはとても愉しい。
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家でぐだぐだしていてもしょうがないので、久々に愛車リチャード(東京バイク)に空気を入れて、日野にある薪窯パンと器 ユッカ屋さんに行く事にした。
以前、黄色い鳥器店でプレ販売した時に口にし、その香ばしい香り、天然酵母なのに食べやすい口当たりにすっかり虜になってしまったのだけれど、最寄り駅から徒歩25分!バスは1時間に1本という場所にあるため、足は自転車がベストなんだけれど、何せ今年の猛暑、体力に自信がなく、今まで行く事ができなかったのだ。
薄曇りの涼しい自転車日和、いざ出発!
国立の城山公園あたりを抜け、高速をくぐり、多摩川に出る。サイクリングロードにはチャリダーがたくさんいたが、今日のおいらはそっちには行かず、府中四谷橋を渡る。こんもりした緑多い丘陵に入り、病院や高齢者施設の横を抜け、宅地化が進む土地を走る。と見えてきた!目印の煙突。ユッカ屋さんは薪窯でパンを焼いている。温度調節、難しいだろうなー。

ユッカ屋さんの穏やかな笑顔にホッと一息。ブログに紹介されていたリンゴのクロワッサンが売り切れだったのは残念だけれど、甘いのからしょっぱいのまで、ついついあれこれ買ってしまう。バケットも欲しかったけれどリュックサックに入るか心配だったので、おいしそうな食パンを買う。
パンと一緒に並ぶ、ご家族である陶芸家/粕谷修朗さんの器。粕谷さんの白とベージュのマグカップ、絶対カフェオレと合うと思うんだよなー、欲しい…。

帰り道は高幡不動方面を目指すが、住宅地の上り坂がきっつかった!ヒーコラなんとか上り終え、びゅーっと今度は下って、京王線を渡り、モノレール下を走りながら万願寺まで。
国立についてからGARAGEに寄って、秋冬のシャム屋展を覗く。昨日も来てるから2度目(笑)。どんだけシャム屋好きやねん!だって、着易いんだもん。昨日から狙っていたワンピースとパンツを試着。どっちも魅力的。もう少し、幸せの悩み時間をください。

調布に場所を移した「もみじ市」に行こうとも思ったけれど、あちらは1人だと並び時間をもてあまし淋しい思いをしそうだったし、行きたいお店はのらぼうの「おじゃが屋」だけだったし、今年はやめちゃった。
サイクリング、最高!うつうつした気持ちもすっきり。
あ、パンはクロワッサンとチーズのパンを頂いたけれど、クロワッサンの層のすばらしいこと!あと、ついでにGARAGEで販売していた北川ベーカリーさんのインド富士のカレーの入ったお焼きも最高!あぁ、インド富士、行きたい…。

追記;夜、職場の同僚からきな臭い、いや既に火事発生の様相の連絡。どうなってんだ、うちの職場…。はぁ、再び気落ち。

↓雑誌『住む。』にユッカ屋さんが紹介されてますよ。
雨の予報だったけれど、朝も早い時間から雨が上がり柔らかな太陽の光も注ぐようになった今日、友だちのTさんと一緒におでかけ。向かうは飯田橋にある東京大神宮。何を隠そう、最近パワースポットとして有名、かつ縁結びのご利益の実績、数々ある神社である。
寺社巡り好きで鎌倉のあちこちには詳しい私だけれど、案外東京都内には疎く、ココも初めて。Tさんからの突然のお誘いで、「おお!行ってみたい!行く行く!」と云う事になった。今日、Tさんに逢って訊いてみたら「今これだけ話題の縁結びの神様だからどうしたって行ってみたいが、1人で行ったらなんだかその切実感が切ないから誰かを誘おうと思って、I(私)がいいなって」。その選択、猛烈正しいです…。

というわけで、飯田橋で待ち合わせて神宮目指して細い路地を抜けると、大勢の若い女性たちとその連れのような男性たちが鳥居でパシャパシャ写真撮影会状態だった。こんな地味なところにこんなにも多くの人が集まっているなんて、ちょっと驚きだ。ちょうど本殿では結婚式の真っ最中。あやかりたいあやかりたい、と5円玉をお賽銭箱に入れて2拝2拍手1拝。作法に気を取られ何をお願いしたんだかわかりゃしない。女性たちが集まって購入しているのはスズランの絵がかわいい縁結びのお守り。私はとりあえず義姉のための安産お守りを購入。他のお守りと違って、ふっくら膨らんだ巾着の形が妊婦さんのようで、とてもかわいかった。そしてお楽しみのおみくじをひくと(私、おみくじ大好きです)、なんと1番!友だちといっせいのせ、で開くと2人揃って「大吉!」。笑ってしまうのが
恋愛:積極的にせよ
結婚:思うに任す。高ぶりて破れる恐れがあります
どっちなんだよ!って感じではないか(笑)。

早稲田通りはマラソン大会が開かれており、建設途中のスカイツリーの描かれたお揃いのTシャツを着た人たちと共に歩きながら神楽坂散策。紀の善で甘いもの(私は粟ぜんざい、Tさんは名物抹茶ババロア)を頂いた後、こちらもパワースポットの名高い毘沙門天善国寺に。都内でも珍しい石虎さんのいるお寺さん。寅年の私としては何かご縁があるようで、なで回す。
もう少し坂を上って行くとどこからともなく、雅楽の典雅な音が。左手に突如見えてきたのは赤城神社。この夏に改築をし終わったばかりらしいまだ白木が美しい神社さんで、ご近所さん曰く「新しくなってから初めて」らしい結婚式が執り行われるところ。雅楽の演奏に合わせ、神主さん、和傘を差し掛けられた新郎新婦を先頭に、ご家族が連なって新品の本殿に入って行く姿は、何時の時代の、ここはどこなのかわからなくなる感じだった。一日に二組の結婚式に出くわすとは、幸先がよい感じではないか?

それから町中を半分迷子になりながら再び飯田橋駅近くまで戻り、長年の憧れだった水上のカフェ「CANAL CAFE」に入る。パニーニのセットを頂きながら、久々にあったTさんといろんな話をする。思っていた以上に広くて、1時間以上いても迷惑なる風もなくてとてもゆったりした時間を過ごせた。

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東京大神宮のご利益は即効性があるそうなので、非常に愉しみ。Tさん、報告愉しみにしてまっせ。自分は、ま、期待せずに…。






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飯田橋の水上カフェ。
 怒濤の3連続アップでございます。

私の大好きな木工作家/前田充さんの展示が行われます。場所は、これまた大好きな珈琲屋さん珈琲工房HORIGUCHI狛江店。

実直、堅実、着実。前田さんの作品にはこういう言葉がよく似合う。「実」のある作品。

工房や直売所での展示/販売に行きたくても、少し遠くて行けなかったアナタ、逆にHORIGUCHIに入りにくかったアナタ、とてもいいチャンスです。

今ちょうど、香り高い「エチオピア/イルガチェフェ」のナチュラルの豆が入荷しています。ぜひぜひ、味わってみて下さい。

ki-to-te 前田充 プロフィール

1969年、東京生まれ。家具メーカー2社に約15年勤務後、2005年に独立。無垢の木で家具や器、スプーンなどを製作。デザインから製作までのすべてを1人で手掛け、個展、グループ展、イベントに出店するなど活動中。

ki-to-te HP : http://www.ki-to-te.com/
珈琲工房HORIGUCHI HP: http://www.kohikobo.co.jp/
昨日、兄がメールで「一週間遅れだけど、父の日においしいものでも食べに行こうか?どこか、父ちゃんが行きたいところはない?」と訊ねて来た。
父のリクエストは「奥多摩の方の丹三郎とか云う蕎麦屋さん!」どこで知ったんでしょう?そんなとこ。
ドライブ好きの兄は喜んでクルマを出し、山方面へブビーッ。

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丹三郎は古里(こり)駅が最寄りの、古い民家を利用した蕎麦屋。予約客が多いようだけれど、タイミング良く入れた。父と私はせいろセット、兄は天せいろセット、他に鮎の塩焼きと沢ガニの唐揚げを頼む。

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セットにはソバガキが付いてくるのだけれど、ふんわりしていて食べやすいものだった。沢ガニはパリッパリの食感、香ばしい中に川の香りが混ざって広がり、最高!
鮎は骨ごとバリバリ食す。そばは意外にも香りは弱かったが、喉ごしがいい。どちらかと云えば、蕎麦湯がトロッとしておいしかった。
デザートは父は蕎麦ぜんざい、兄蕎麦餅、私蕎麦アイス。ぜんざいが一番良かったようだ。

丹三郎を後にし、奥多摩湖に向かう。

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くねくねした山道を抜けると、貯水率86%の小河内ダム。なぜかやたらに羽虫が飛んでいて、周りの人もタオルをぶんぶん振り回しての観光中。多くの車の停まれる駐車場があるのは、ダムフェチが多いことの証明か?奥多摩のミネラルウォーターを買ってみたが、丸みの少ない、水道水に近い味。カルシウムは多いらしいけれど、美味しいって感じはない。

それから、山を下りて吉野の梅郷へ。
紅梅苑でお茶をする。

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兄の青梅かき氷。

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私は柚子葛きり。父は青梅葛きり。
さっぱりしてて、ちゅるっとうまい!日本の涼だわ。
車慣れしていない私はすぐ寝てしまうので、帰り道はあっという間。

兄家のお土産は澤乃井のお酒。

父は行きたかった場所に行けてとてもご満悦。まだだいぶ先のことだけれど、最高に嬉しい、待望のプレゼント話もあり。よかったね、父。

ギリギリまで予定が組めないまま、突入した黄金週間。
軽井沢に行きませんか?というお誘いもあったのだけれど、予定が未定のままだったので残念ながらお断りしていたのに、結局3・4日は何もなく。という訳で、父の誕生日祝いに以前から行きたがっていた長野県松本へ行ってきた。

あずさ51号は、途中の茅野という駅で開催される「御柱祭」のために臨時で出た電車らしく、松本のつく頃、車内はガラガラ。松本人気は終わったのか?と思った。駅を降りても、平日の立川駅よりも人が少ない感じで、ちょっと拍子抜け。工芸の5月で盛り上がっていると思っていたのに。
中町通りを散策しながら、最初に入ったのは「伊原漆器店」。前回来た時も、この店で空豆のような形をした木皿を購入し、おばちゃんとおしゃべりを楽しみとてもいい印象だったので、ここからスタート。おばちゃんは相変わらずの笑顔と、ふっくりした手で迎えてくれた。こちらの選んだものを値段の高低に関わらず、好い点を上げてくれて、使い方も提案してくれる。ついつい何かお買い物がしたくなってしまう。で、結局兄夫婦に漆器を二つ。
「お城はたぶんかなり混んでいてたいへんでしょうけど、ぜひ観ていってくださいね」
といわれたが、「こんなに町がガラガラで、そんなに混んでいるかぁ?」と疑問を持つ。が、後でわかったがおばちゃんは正しかった。
GRAIN NOTEでは風工房新井三重子さんの木彫り作品を見る。父があまりに「かわいいなー」を連発するので、娘は奮発。鯉のぼりをプレゼント。

それから、ちょうどお昼近くだったので竹風堂で栗おこわの定食で腹ごしらえ。ガイドブックに必ず出てくるお店だけれど、綺麗できちんとした対応だし、味もおいしく満足。小さい子連れがいて、その子どもが明らかに甘ったれ泣きをしているのを親がなだめる事も叱ることもできず、ワンワン泣く声がやまない事が腹が立ったけれど。0歳と2歳児くらいの子には厳しいと思うよー。大体この時間はおネムでしょうよ。
女鳥羽川を渡る風が気持ちよい縄手通りを歩き、知っている方のお友だちが開いたというカフェ「Chez Momo」を訪問。以前、クラフトフェアでもコンフィチュールを購入させて頂いたお店で、今回はお店を持たれたといことで訪れてみると、川のすぐ横というとてもいいロケーション。店内はこじんまりとしていて、先客さんがいらしたのでコンフィチュールを二つ、頂いて帰る事にした。男性がコンフィチュールって、ちょっと意外。リンゴとマンゴーのコンビのを今朝トーストにのせて食べたけれど、上品なお菓子みたいになった。

それから松本城に。
父はとにかく松本城だけ観られればよかったので、ここで解散。夕方5時にまるも集合することに。
私は市立博物館の「みすず細工」の展示を楽しみに行ったのに、もうそれはそれはへっぽこな展示というか、なんというか。いやきちんとした歴史的な説明はしてるんですよ、でもなんというか、魅せるという事に関しての努力がねー…。お役所ってどうしてこうなるんでしょう?自転車の後ろにのせる籠はとても風情があるのに、自転車は買ってきたばかりの梱包材を縛り付けたままの新品ってどういうことよ?たぶん、予算で買った自転車か、誰か個人が買ったものだから、展示が終わるまで絶対に汚したり壊れたりしちゃいけないんでしょうね。
あっという間に見学をし終わり、入場券がお城と一緒になっていたのでもったいないと思い、お城に入る。入るとき、「見学に2時間かかります!」と係員さんが叫んでいるのが聞こえたが、城の中の見学する場所が多いから2時間くらいかかりますよ、という意味だと思い込んで、そんなの、こっちの裁量次第でどうにでもなる、とたかをくくって入場した。が、一瞬で状況がわかった。城の前の庭園に蛇行する人の列。最後尾に「ここが最後尾です!」の看板。つまり、入場するまで炎天下を2時間待たされるということ。ありえん。
外からの写真撮影を楽しんでいる父に「中も観たいならさっさと入った方がいいよ」と電話連絡をして私はそそくさと城を後にする。

汗だくになりながらあがたの森を目指し歩くと、町中にテナント募集の看板を多く見かける。数年前に来た時よりも増えているような感じがする。やはりイベント狙いで来る観光客相手では難しいのか…。クラフトブームの功罪なのかもしれない。
あがたの森の中の旧制高等学校記念館で開催している「柚木沙弥郎展」を観る。ふれこみの割に、こじんまりとしていたが、地元らしい展示だった。柚木沙弥郎オフィシャルサイト

ここを出て、民藝館に行こうかなーとも思ったけれど、徒歩30分かけて行ったところで見学時間があまり持てない時間だったので諦めて、松本市美術館へ向かう。上着を脱いで、半袖で歩く。
開催している展示は「民藝のこころ・新たなる創造へ 型絵染 三代澤本寿生誕101年展」。私は正直この作家を、この日まで知らなかった。ただ、芹沢銈介好きな父母だったので、家の中に彼のフォークロアな意匠というものは常日頃から目にしていたせいか、型染め絵の三代澤さんの絵もすごく親近感が感じられた。今の北欧ブームがびっくりするくらい前から、日本にもこんなにも素晴らしくシンプルなデザインがあったんじゃないか!と云いたくなる。ところどころの壁面に書かれた三代澤さんの率直な言葉もとてもすんなり響く。「正直であること」、今の時代、鼻で笑われそうだけれど、やっぱりそれは人間として根源的に大切な事なんだよね、と再確認。
同時開催で草間弥生の展示も観る。彼女のパワーはすごいな、と思うが、単独でお金を払ってみようとは思う種類の作品ではなかったので、今回こういう機会にみることができてよかった。私の前を歩くおばさんが、ピンクドッツの回廊で「これは私が来るものではない」と思ったのか、そそくさとUターンしてきたけれど美術館員に「一方通行ですので…」と云われて、憮然と小走りに通り抜けて行ったのが面白かった。幼い頃から強迫性障害と共生してきたということを初めて知った。最初に彼女の才能を見出したのが精神医学者だということも。

目も脳も満たされて、のんびり町中を散策。
水音が常にする町もいいものだ。買い物をしたり、知り合いの親戚が開いている画廊を覗いたり、松本と云えばいつも紹介されるギャルリ灰月を覗いてみたり。あと、古本屋さんも3店。松本の古本屋さんは積極的に信州/長野/松本限定の本を蒐集しているらしく、興味ある人ならば垂涎なんだろうけれど、一般的には食指が動きにくい。値段も高い。

城からへろへろになって出てきた父と珈琲のまるもで待ち合わせ、それから夕ごはんに蕎麦を食べ終わった頃には町はすっかり閉じた印象になっていた。
夜8時発のスーパーあずさ36号で、ぐーすか眠りながら帰宅。
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信州と云えば、蕎麦。
三段それぞれ、海苔、とろろ、抹茶が掛かっているもの。
蕎麦がクキッとしている。掛かっているもののせいか、あまり香りは感じられなかったけど、蕎麦湯で味わえた。